
地縁・血縁を越えた“白石ファミリー” を夜露死苦(よろしく)!
白石長利(しらいしながとし)さん
福島県はいわきで8代続く農家の長男として生まれ育つ。農業高校2年生のときに所属していた農業クラブの研修で、アメリカのアイオワ州に一ヶ月間短期留学したが、この体験が大きなきっかけとなり、高校卒業後に東京は多摩の農業大学に進学。そこで自然の力を最大限に活かした農業を、外に開かれた農村社会で実現するというビジョンを固めた。その後は実家の農業を継ぎ、野菜や米の自然農法に積極的に取り組でんいる。さらに、自分の育てた野菜を使ったスムージーの商品開発をしたりと活動の幅を広げ、精力的にいわきを盛り上げている。
白石さんちのCSA会員になると?
季節や土壌の特長を活かしながら、豊かな環境を積極的に作り、そして作物本来の力を引き出すことにこだわる白石さん。自然農法による農業を楽しく学び、味わい、そして白石さんの地元の仲間たちとも交流を深めながら、みんなでいわきの魅力を広く発信していく。この目標に向かって、白石さんちのCSAでは、つくり手と会員が親戚のような関係を紡いでいきます。
小川町 ●福島県いわき市
福島県南東部、夏井川の流域に位置する。元々は石城群に存在した町で、周辺市町村との合併によりいわき市となったため、白石さんの農場のある地域の現在の正確な名称は、いわき市小川町下小川。夏井川の氾濫・洪水によってつくられた肥沃な土壌を抱えているが、震災以降は原発事故による風評被害と闘っている。