生産者紹介

  • 3月号

    「独活(うど)」福島県西会津町 渡部佳菜子さん

    新潟との県境、四方を山に囲まれ、阿賀川沿いにこぢんまりと開けた福島県西会津町。県内でもトップクラスの豪雪地帯。父の背中を見て、農家に憧れていた渡部佳菜子さん(26)が就農したのは2011年3月9日。希望いっぱいの農家人生は原発事故によりひねり潰され、野菜を廃棄することが最初の仕事になりました。あれからもうすぐ8年。「私が福島の農業のイメージガールになる!」と奔走してきた彼女も、もうすぐ母になります。そんな渡部さんのストーリーとともにお届けするのは独活。紫がかった、在来種に近い品種で、無農薬で育てています。野生のものよりアクが少なく爽やかな香りが特徴です。春の便りをお楽しみに。

  • 2月号

    「牡蠣(かき)」宮城県南三陸町 戸倉のみなさん

    宮城県の北東部、志津川湾に面した南三陸町。東日本大震災前、小さな湾には海の許容量以上の牡蠣の養殖イカダが密集し、3年かけなければ牡蠣が出荷できませんでした。震災で全てを失った時、牡蠣部会の会長に就任したのが後藤清広さん(57)。365日中100日会議を重ねて町内・戸倉の漁師たちを束ね、海の資源を守るために、3分の1までイカダを減らす決断をしました。今では1年で大きい牡蠣が育つようになりました。また、2015年に持続可能な養殖漁業の世界認証(ASC)を日本初で取得し、「資源を分け合う漁業」を続けています。後ろから皆を支える柔らかなリーダー、後藤さんの姿とともに、のびのびと育った牡蠣をお届けします。

  • 1月号

    「赤藻屑(あかもく)」宮城県塩竈市 赤間俊介さん

    日本三景の松島湾を望む宮城県塩竈市。地名の通り昔から竈(かまど)での塩造りが盛んで、ホンダワラ類の海藻を活用した藻塩の製造が行われていました。その海藻の中でも健康に良い食材として昨今注目を集めているのが、アカモク。漁師の赤間俊介さん(34)は塩竈でアカモクを収穫・加工し、全国各地に発送しています。もともと俊介さんの祖父の代から海苔養殖を営んでいましたが、父・廣志さんの代に秋田で食されていたことに着目し、松島湾で初のアカモク漁を始めました。新年号では、赤間さんが採ったアカモクを海で生きていたときと同じ状態でお届けします。生アカモクのネバネバシャキシャキをお楽しみに。

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