生産者紹介

  • 5月号

    「桜鱒(さくらます)」青森県むつ市 海峡ロデオ大畑のみなさん

    下北半島北部、津軽海峡に面した青森県むつ市大畑。津軽海峡の荒波を乗りこなし、自らを「ロデオ」と称する漁師たちがいます。定置網漁師の佐藤敏美さん(42)と濵田一歩さん(38)は、町に活気を取り戻したいと15年以上温めてきた構想を今年ついに実現させました。市役所の職員や寺の副住職、神社の禰宜や風呂屋の息子など様々な町の人を巻き込み、「海峡ロデオ大畑」という団体を立ち上げ、漁業体験ツアーを始めたのです。彼らが起こす春の嵐とともにお届けするのは桜鱒。熱を通してもふっくら柔らかい身と薄い皮が特徴的な高級魚です。遅い青森の桜を思い浮かべながらお楽しみください。

  • 4月号

    「倉石牛(くらいしぎゅう)」青森県五戸町 沼沢利夫さん

    まだ雪が残る五戸町倉石。ひらけた田んぼに無数に立ち並ぶ円錐形の稲藁の束はすべて牛の餌になります。倉石は昔から畜産が盛んな地域でしたが、牛肉の自由化に備え、高品質な肉牛を生産しなければ生き残れないと1980年に黒毛和牛の飼育をスタートさせました。当時はまったくノウハウがなく、他の産地の餌をこっそり持ち帰って舐めて研究するなど決死の努力が続きました。現在倉石牛の生産者は12人。少しずつ生産者が減っているのが現状です。そんな中、「生産者も牛舎を一歩出れば消費者だ」という気持ちを胸に、「どうすればもっと美味しくなるか」と考える彼らの姿と共に、倉石牛のスネ肉もしくはネックをお届けします。

  • 3月号

    「独活(うど)」福島県西会津町 渡部佳菜子さん

    新潟との県境、四方を山に囲まれ、阿賀川沿いにこぢんまりと開けた福島県西会津町。県内でもトップクラスの豪雪地帯。父の背中を見て、農家に憧れていた渡部佳菜子さん(26)が就農したのは2011年3月9日。希望いっぱいの農家人生は原発事故によりひねり潰され、野菜を廃棄することが最初の仕事になりました。あれから7年。「私が福島の農業のイメージガールになる!」と奔走してきた彼女も、もうすぐ母になります。そんな渡部さんのストーリーとともにお届けするのは独活。紫がかった、在来種に近い品種で、無農薬で育てています。野生のものよりアクが少なく爽やかな香りが特徴です。春の便りをお楽しみに。

  • 2月号

    「牡蠣(かき)」宮城県南三陸町 戸倉のみなさん

    宮城県の北東部、志津川湾に面した南三陸町。東日本大震災前、小さな湾には海の許容量以上の牡蠣の養殖イカダが密集し、3年かけなければ牡蠣が出荷できませんでした。震災で全てを失った時、牡蠣部会の会長に就任したのが後藤清広さん(57)。365日中100日会議を重ねて町内・戸倉の漁師たちを束ね、海の資源を守るために、3分の1までイカダを減らす決断をしました。今では1年で大きい牡蠣が育つようになりました。また、2015年に持続可能な養殖漁業の世界認証(ASC)を日本初で取得し、「資源を分け合う漁業」を続けています。後ろから皆を支える柔らかなリーダー、後藤さんの姿とともに、のびのびと育った牡蠣をお届けします。

  • 1月号

    「赤藻屑(あかもく)」宮城県塩竈市 赤間俊介さん

    日本三景の松島湾を望む宮城県塩竈市。地名の通り昔から竈(かまど)での塩造りが盛んで、ホンダワラ類の海藻を活用した藻塩の製造が行われていました。その海藻の中でも健康に良い食材として昨今注目を集めているのが、アカモク。漁師の赤間俊介さん(34)は塩竈でアカモクを収穫・加工し、全国各地に発送しています。もともと俊介さんの祖父の代から海苔養殖を営んでいましたが、父・廣志さんの代に秋田で食されていたことに着目し、松島湾で初のアカモク漁を始めました。新年号では、赤間さんが採ったアカモクを海で生きていたときと同じ状態でお届けします。生アカモクのネバネバシャキシャキをお楽しみに。

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