生産者紹介

  • 8月号

    「短角牛」青森県十和田市の佐々木基さん

    次号は「日本のカウボーイ」を目指す佐々木基さん(28)を特集します。研修で訪れたアメリカで、牛と人、自然が共存するカウボーイライフの虜に。一方、地元・十和田市では山が荒れ、仕事がないと人が離れていく。豊かな山を取り戻し、山で牛を放牧して小さく循環する里山をつくりたい。その一歩目として地域の恵みを生かして短角牛を育てています。短角牛とは日本の在来牛を親にした和牛。一般的に和牛は生後30ヶ月でお肉になりますが、彼は生後7〜8年の「経産牛」を引き取って飼養しています。野性味溢れるしっかりとした肉質と、強いうま味が特徴です。「最期はストレスなくゆっくり過ごしてほしい」と、夏は八甲田の麓で放牧し、冬は自家栽培した牧草などを与えています。付録は短角牛のバラ肉または煮込み用肉。どちらが届くかぜひお楽しみに。

  • 7月号

    「西瓜(すいか)」山形県尾花沢市の阿部真一さん

    山形県最北東に位置する尾花沢市は、夏スイカの生産量日本一を誇ります。今回特集するのはスイカ農家の阿部真一さん(43)一家。減反政策によってコメの代わりに父・良一さんが始めたのがスイカでした。雪解けが遅いため、農業ができる期間が非常に短い土地ですが、豊富な雪解け水と盆地特有の夏場の気温差はスイカ作りには適していたのです。農園の目印は大きなスイカ直売の看板。40年ほど前に小さなテント一つで直売所を始め、以来、家族総出でお客さんと顔の見える関係性を築いてきました。阿部家の物語とともにお届けするのは小玉スイカ。一株にならせるスイカを減らして養分を凝縮させるのが特徴です。シャリっとした歯触りと皮ギリギリまで甘みのあるスイカをお楽しみに。

  • 6月号

    「胡瓜(きゅうり)」秋田県美郷町の高橋洋生さん

    秋田県美郷町。田んぼが広がり、奥羽山脈の山裾を臨むこの地で、ひときわ目を引くのが立派な鉄骨造りのビニールハウス。20年で寿命を迎えるパイプハウスに比べて15年以上長持ちしますが、施工費は3倍以上。それでも「ここで農業をする次の世代の負担を減らしたい」と、高橋洋生さん(38)は建設に踏み切りました。祖父が始めたキュウリ栽培を引き継いだ高橋さん。消費者にとってはもちろん、農家やキュウリにとっても“より良い”栽培を追い求めています。まっすぐな高橋さんのキュウリは、ストレスなく育った証拠。肥料をギリギリまで抑えることでえぐみがなく、糖度がすこし高いのが特徴です。食べ慣れている野菜だからこそ、その違いをお楽しみください。

  • 5月号

    「昆布」宮城県石巻市の阿部勝太さん

    宮城県沿岸部、石巻市十三浜(じゅうさんはま)。この地で漁業を営む阿部勝太さん(35)を特集します。2011年、巨大津波は集落や船、漁場を一掃しました。漁業再生のために漁師がグループを組んで法人を立ち上げましたが、彼らにとって会社経営は初めての経験。数ヶ月後に経営状況を見た阿部さんはあまりの惨状に絶句しました。以来、自ら営業や商品開発を行い、正当な対価を得る努力を続けてきました。「震災から10年は絶対に区切りではない。漁業は良いものを作ることは当たり前、その上で稼げる“かっこいい仕事”にしていく。これからがスタートだ」と語ります。お届けするのは外洋の荒波に揉まれて育った肉厚な生の昆布。食感の異なる根昆布まで含めてお届けします。

  • 4月号

    「山葵(わさび)」山形県東根市の佐藤佳菜子さん

    山形県中央部に位置する東根市。この地で農業を営む「大富農産」は、環境省の名水百選に選ばれた小見川(おみがわ)と同じ水源の地下水をくみ上げ、農薬や化学肥料を使わずにワサビを栽培しています。代表の平野博幸さん(57)とスタッフの佐藤佳奈子さん(39)は関東からの移住者。ワサビが育つために必要な水・空気・日差しといった環境を守り、「人間はお手伝いをするだけ」と今日もワサビ田へ向かいます。 “本わさび”と呼ばれる日本原産のワサビは、広く流通している西洋ワサビとは異なり、さわやかな香りとほのかな甘味があり、ツンと鼻に抜ける辛みが特長。根・葉・茎まで一株丸ごとお届けします。部位ごとに異なる味わいをお楽しみに。

  • 3月号

    「山伏茸(やまぶしたけ)」山形県鮭川村の荒木正人さん

    山形県の北部に位置する鮭川村で、一年を通して4種類ものキノコを生産する「最上まいたけ」の荒木正人さん(70)、賢人さん(41)が来月号の主役です。清流と緑豊かな山のふもとにある鮭川村は、東北随一のキノコ生産地であり、その種類の豊富さはなんと日本一。雪深く冬場の仕事がないこの地域で、創業者である荒木正人さんが見出したのがキノコ栽培でした。付録の食材は「山伏茸」。ウサギの尻尾のような見た目から、地域では「うさぎもだし」と親しまれているキノコです。正人さんが鮭川村のナラ林で偶然見つけた株を持ち帰り、栽培に成功しました。スープにすればチュルンと、揚げればふわふわに、調理方法によって食感が七変化する山伏茸をお楽しみに。

  • 2月号

    「真河豚(まふぐ)」山形県鶴岡市の鈴木重作さん

    山形県南部、小波渡(こばと)漁港から船を出す鈴木重作さん(66)が来月号の主役です。今から40年前、浜は大漁に沸く一方で、酒を飲めば漁師たちから飛び出すのは「魚が安い」という愚痴ばかり。品質は二の次で量を追い求め、安値に泣く漁業に若き日の鈴木さんは強烈な疑問を感じます。以来、魚を活かしたまま築地に運ぶ方法を確立したり、稚魚の放流をしたりと数々の挑戦を続けてきました。彼が十数年前から取り組んできたのがマフグ。身質の劣化が早いため、長年見捨てられてきた魚でした。一尾ずつ釣り上げ、さばく直前まで水槽で生かし込むことで柔らかな甘みと適度な歯応えを実現。鈴木さんに共感する地域の料理人たちが盛りつけた、目にも美しいマフグをお届けします。

  • 1月号

    「ホワイトアスパラガス」岩手県二戸市の馬場淳さん

    岩手県と青森県の県境に位置する岩手県二戸市浄法寺町。国産漆のうち80%以上を産出する、漆の里としてその名を馳せています。この地で200年以上農業を営む、馬場家の九代目・馬場淳さん(31)が来月号の主役です。二戸の冬は土も凍るような厳しさで、冬場の仕事を生み出すことが農家の積年の課題でした。そこで馬場家が目をつけたのがホワイトアスパラガス。太陽の光を浴びて育ったアスパラガスの根っこを秋に掘り起こし、再び土をかけて埋め直す非常に珍しい方法で栽培しています。夜の寒さで甘みが増し、切り口から水滴が滴るほどのみずみずしさが特徴です。馬場さんが「白い果実」と胸を張る、ホワイトアスパラガスをお楽しみに。

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